「Q;indivi Starring Rin Oikawa」
読みは「キュー・インディヴィ・スターリング・リン・オイカワ」
名前は知らなくても曲は知っているはず。
一番有名なのはこの曲か
某結婚情報誌「ゼ○シィ」 のTVCMでも採用されていました。
※ゼク○ィは当初の誌名表記は『XY』(読みは現行と同じ「ゼクシ○」)で『XY』は性染色体のXX(女性)とXY(男性)に由来。へぇ〜、知らなかった。
国内外問わず映像音楽を手掛ける、プロデューサー田中ユウスケが主宰するクリエイターの集まり「Q;indivi」。及川リンとでQ;indivi Starring Rin Oikawaの『Celebration』(セレブレーション) シリーズの曲が結婚式で相変わらずの大人気。
その人気の理由を結婚式会場で働く知人に聞いたところ、意外な理由が返ってきたので今回はこれをネタに。
タイトルの通り、結婚式BGMを牛耳るQ;indivi Starring Rin Oikawaが選ばれる5つの理由を個人的見解を元に勝手に紹介
1、皆んなが知ってる有名曲
クラシックの名曲エルガーの『愛の挨拶』などをキュートかつポップにアレンジするなど、誰もが知っている曲を元ネタにしている曲がたくさん。
Salute D'amour-愛の挨拶
2、NGワード「忌み言葉」が入ってない
結婚式スピーチなどでは 「忌み言葉」と呼ばれるNGワード を避けなければいけません。
BGMで流す日本語の歌ものだとお気に入りの曲でも内容や歌詞がその場にそぐわないものが含まれていたりするので定番曲以外気軽に使えないという難点が。
<忌み言葉>
割れる 捨てる 負ける 苦しい 病む破れる 壊れる 滅びる 去る 帰る 別れる 切れる 終わる 離れる 出る 戻る飽きる 死ぬ 流れる 逃げる 消える 冷える 倒れる 痛い かさねがさね くれぐれも ふたたび ほどける
その点、Q;indivi Starring Rin Oikawaや洋楽などの英語詞の曲はこれを気にしなくて良いという点が選ばれ続ける理由の1つに。
3、編集しなくていい
BGMというと曲によっては使うところとそうでないところがあるため欲しいところをピックアップする必要もありますがQ;indivi Starring Rin Oikawaの曲は多くの曲が出だしてドン!と一番美味しいところから始まるので再生するだけ。短いワンポイントでも使えて汎用性アリ。
このウェディングマーチ・パート2も人気とか。
逆に邦楽の人気曲はイントロから一曲を通してじっくり聞かせるような場面で効果的。
Superflyのこの曲はイントロのピアノからストリングスへ展開し、
超絶盛り上がるCメロからの大サビの鉄板の流れ。
先日グラミー3冠を達成したテイラー・スウィフトあたりも結婚式BGMでは鉄板アーティスト。
「テラスハウスのあの曲」より『You Belong With Me』が個人的には好き。
4、必要な曲が意外と多くてネタが尽きる
本気で曲を選ぼうとすると想像以上の分量が必要に
有名どころでは
・新郎新婦入場
・紹介ムービーなど
・お色直し(再入場)
・テーブルラウンド
・ケーキ入刀
・両親への手紙
・花束贈呈
このような各シーンで盛り上げるために使われるBGMは印象に残るものも多いですが、
それ以外にもBGMが必要になるシーンは結構たくさん。
・迎賓の曲
・歓談
・中座・お色直しの退場
・友人スピーチ
・送賓
各シーンに対して時間とBGMを考えてたらキリがありません
そんな時に「Q;indivi Starring Rin Oikawaのの『Celebration』(セレブレーション) シリーズのアルバム」からテキトーにセレクトで解決。
エンヤのカヴァーか。
5、曲やアーティストに対して雑念を抱かない
結婚情報誌のCMで採用された事で曲の価値は高めても、歌番組などに出たりせずマスメディアに露出をしないことでメディアに消費されていない「Q;indivi Starring Rin Oikawa」。
この強烈なブランディングは狙っているものと思いますが、限られた結婚式(お祝い)BGM市場で確実に勝つという戦略はさすが。
まだ例の事の起きる前の去年あたりは「ゲスの極み乙女」の曲をBGMに採用した結婚披露宴も多かったのではないでしょうか。会場の様子はDVDなどのデータで一生残るものとなるので流行りものやメディア露出の多いアーティストの曲を採用するには覚悟が必要かも。。。。といっても、そんな覚悟を持って使う人はいないでしょうけど。
かつて結婚式の定番曲になると言われたコブクロのあの名曲も今となってはほとんど使われていないと某番組でやっていました。
一昔前はチャゲアスとかも流行ったのでしょうか。
そういえばお酒のCMには酒好きは基本採用しないって聞いた事あるけどそういう事か。
ほかにも結構「結婚式のBGM」は需要があるようなので調べていると、著作権まわりでいろいろ混乱が続いているようですが、
やはり「(ほとんどの人が)一生に一度」の晴れの舞台は素敵なBGMでステキな空間を演出してほしいものです。
本日は以上です。