モヤ学ブログ

スーパーやカフェなどの店内BGM、TV番組のダジャレBGMなど何気なく聞き流している身の回りの音楽をちょっとだけ変な角度から切りとるブログを書いています。ブログタイトルは「モヤさまに学ぶBGMの選曲センス」から。コメントとかSNSでシェアしてもらえると中の人のモチベーションが向上します。

いつの間にか「会えてた」? 西野カナ「トリセツ」が結婚式BGMの神曲を発表した件について

 結婚式を行う上での悩みの種の一つと言われる披露宴BGMの選曲

 

結婚式(披露宴)はもう何回参加したか覚えていませんが、今まで出席したほぼ全ての披露宴のBGMに使われていたのはミスチルことMr.Childrenの曲。まぁ、年代もあるのでしょうが…

 

あ、あと↓この曲も高確率で使われていました。

Wedding March-結婚行進曲

Wedding March-結婚行進曲

  • Q;indivi Starring Rin Oikawa
  • ダンス
  • ¥200
  • provided courtesy of iTunes

「 Q;indivi Starring Rin Oikawa」は某ブライダル情報誌(サイト)で使われ急激に認知されたのでしょうか?ヒットの順番はわかりませんが。

■検索をしてもやはり…

日頃BGMネタを探しているのでいろいろなワードにアンテナを張っていますが、

一般的に需要のあるBGMといえば結婚式。

需要があれば供給があるのが競争市場、某専門誌で特集したりお金のかかったウェブサイトもわんさかあります。なのであえてこの分野は取り上げていませんでした。

 

ググっても「結婚式 BGM み」の時点でトップはやはりミスチル。

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この検索結果からでもミスチルの人気が伺えます。

 

■特にエンドロールの時の『GIFT』はテッパン

ミスチルといえば

「悩ましく揺れ動く男心を字余り気味に歌う」

マキタスポーツがミスチルのことを端的に表現していましたが、やはり曲の進行が秀逸。

コード進行は王道カノン進行をベースにしつつ、外れてそうで外れていないコードを展開してくるところにはもう感心しかありません。

youtu.be

 いや、すげえな。あいかわらず。

 

■Superfly「愛をこめて花束を」も

あと、この曲も結婚式定番の曲としてよく耳にします。実際に参加した披露宴でも結構使われていました。

こちらも王道のカノン進行ながらメリハリのある間奏とCメロと抜群の歌声で勝負。

愛をこめて花束を

愛をこめて花束を

  • Superfly
  • ロック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

この曲はCメロからの大サビがテッパン。

 

他にもたくさんありますが今回のメインは西野カナ

 

■西野カナの新曲「トリセツ」が結婚式向き過ぎる

歌詞に「会いたい」「会えない」といった言葉を多用することから「会いたくても会えないアーティスト」としてネット上の一部で認識されてしまっている西野カナ。

そんな中、9月発売の西野カナの新曲「トリセツ」についてツイッターやYOUTUBEでの評価がすごいということでちょっと調べてみると…

 

へー。 

 

 

一部だけ取り上げましたが、こんな感じのツイートがたくさん。

 

さすがにいままで全部が全部「叶わない恋」を歌っているわけではないのでしょうけど、普段西野カナを聞かない自分にとっては曲の想像がつかなかったので、早速MVをチェック。

 

西野カナ「トリセツ」

youtu.be

 

おや、

「会えない」どころかいつの間にか結ばれてたのでしょうか?

ショートバージョンですが全部聞いてしまいました。

登場人物のモデルさんが美人なのはいうまでもないですが後ろ姿だけなのに男性陣のイケメン感がハンパない。

 

曲を聴いての率直な感想はタイトルの通り「結婚式BGMの神曲」です。

曲自体の評価については人それぞれのものがありますが、結婚式BGMとして考えた商用的な汎用性については神懸かり的な出来上がりだと個人的には思います。

歌詞の切り口は「結婚式のちょっと昔のベタな余興のネタ」や、とさだまさしの「関白宣言」も思い起こさせますが、そこは古くても新しくなった「トリセツ」こと女性の取扱説明書に仕上げた西野カナの世界。そもそも今のご時世、結婚式で「関白宣言」は歌詞の内容的にちょっと使いづらいですね。本当は最後まで聞けばとってもいい歌なのですが。。

 

この「トリセツ」、曲の進行自体は「G→D→A→Bm」とほぼ一つのコード進行(厳密にはちょっと変化してる)でシンプルにした上で、男性にはわかりにくい女性の乙女心を言葉を詰め込んだ分音程の変化を押さえて歌詞を入りやすくした一曲。

「聴かせる系結婚式ソング」に必要なピアノとアコギなどアコースティック楽器での構成もポイントが高いでしょう。だいたいはピアノ始まりなのが共通点、なんでだろう。

 

すでに結婚式ソングとしても人気の自身の「Always」もありますが、壮大な感じとはまた違った曲調がいいのかも。

youtu.be

あ、こっちはウェディングドレス着てた。

 

「乙女心」といえば、思い出すのがなんかの「乙女心理解度チェック」みたいなもので

 ショッピングで女性が

「迷うーこのAもこっちのBもかわいいー!ねーねーAとBどっちがいいと思うー?

という質問に対しての男性の模範回答が

「そうだなー、うーん、Aがいいかな〜、いや待てよ?Bの方が似合うかも!う〜ん、どっちも似合うと思うけどなぁ〜…Aかな〜、いやBかn…」(即答はNG。結論を出さずに一緒に悩む→会話する→女性の意見を尊重し一緒に選ぶ)っていうのを思い出しました…。

 

その他の結婚式BGMに関しては立派な専門サイトがたくさんあるのでこの辺で。そちらを参考にしてください。

 

トリセツ(初回生産限定盤)(DVD付)

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あいた時間はモヤさまのBGM調べとか店内BGM調べをしています。↓