モヤ学ブログ

スーパーやカフェなどの店内BGM、TV番組のダジャレBGMなど何気なく聞き流している身の回りの音楽をちょっとだけ変な角度から切りとるブログを書いています。ブログタイトルは「モヤさまに学ぶBGMの選曲センス」から。コメントとかSNSでシェアしてもらえると中の人のモチベーションが向上します。

「ドレスの色論争」の聴覚編?愛知県民にはこれが「なんでも」と聞こえるらしい

まずこのCMの冒頭がなんと聞こえるかをご確認ください。

出だしの部分に注目、注聴。

 

「ハイ〜〜! XXXX貸します こんど〜さんこ〜♪」

 

このXXXXの部分が「エサセモ」と言っているようにしか聞こえない

というテレビ番組「探偵ナイトスクープ」での依頼がものすごい興味深い内容でした。

 

確かに「エサセモ」と意味不明の単語にしか聞こえません。

しかし愛知県民にはなんでも」と聞こえているという。

 

30年以上放送されているという愛知県民で知らない人はいないという

愛知ローカルの「近藤産興」のテレビCM

 

県民以外は絶対にそう聞こえないと言い、愛知県民は「なんでも」としか言っていないという。

 

なんだこの不思議な現象は。。。

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一瞬、「ドレスの色論争」を思い出しました。

まさにこれの「音」バージョン。

 

モスキート音のように耳の若さで聞こえる音域(周波数)が違うのとは異なる問題のようです。。

 

しかしこれを20分足らずの放送で解決してしまうのがこの番組のすごいところ。

前回放送でも、心臓の手術を控えた2歳の妹に栗を食べさせるために、4歳の男の子が九州からバスや電車、飛行機を乗り継いで岐阜のおばあちゃんの家まで栗を取りに行くという「はじめてのおつかい」を遥かに凌駕するスケールに感動してしまいました。

 

 

結局、近藤産興のCMの件も日本音響研究所の分析で一発解決

 

結論としては

「えっささー」のお祭り的な掛け声と「何でも」の言葉が重なることによる錯覚的なもののようです。

 

えっささーの「ESSASA」の成分と

なんでもの「NANDEMO」の成分がタイミングをずらして交わることによって

 

エサセモのE SA SE MO

になるという分析

 

確かに掛け声の「えっささー」の成分を抜いたものはちゃんと「何でも貸します」に聞こえたし、さらにすごいのが、原曲を聴いても愛知県民にしか聞こえなかった

「ハイ〜〜! なんでも貸します こんど〜さんこ〜♪」

と聞こえるようになりました。

 

これを放送を見ていない人にはなかなか伝わりませんが、友人に

「イヤフォンつけて聞くと分かりやすいし、

イヤフォンの左耳だけで聞けば「何でも」と言っているのがわかるはず」と教えられてやってみると。。。


【高画質対応】 何でも貸します 近藤産興 - YouTube

 

ちゃんと「なんでも」って言っている!

 

研究所の分析では「近藤産興」は「なんでも」という愛知県民の思い込みとありましたが自分を含め県民以外の「エサセモ」に聞こえてしまう人も

「歌は拍子のアタマから始まる」と思い込んでいたので、「なんでも」の「な」の部分が裏拍で始まっていることがこの状況の一因になったのではと思います。

 

これで依頼者も安心して愛知に家を立てて永住できますね。

見ている自分も解決してスッキリ。

 

さて、モヤさまでも見ようかな。

 

本日は以上です。