スウェーデン発の人気ファストファッションブランド「H&M」
ファストファッション (fast fashion) は、最新の流行を採り入れながら低価格に抑えた衣料品を、短いサイクルで世界的に大量生産・販売するファッションブランドやその業態(by Wikipedia)
H&Mは「ヘネス・アンド・ マウリッツ」の略だそう。へー、そう。
ガッキーがかわいい。BGMと関係ないけど。
H&Mの店内BGMは世界共通のようで、様々な国と地域の曲が店内BGMに採用されています。
そのリストは大手音楽ストリーミングサービス「Spotify」で公開されていて、お店に行かなくてもいつでもその最新リストが確認できます。
、、、とこの辺のくだりと、調査手法の詳細は過去記事へ。
今日2021年5/3時点のプレイリストでは190曲、約10時間。
今回もそんなH&MのBGMに採用された邦楽6曲を雑な感想と共に紹介します。
CANDYGIRL 『Aureole』
前回の調査で知ったCANDYGIRL。
日本語歌詞を英語っぽい歌い回しで、R&Bのリズムがかっこいい。
前回調査時も『Senorita』 で採用されていたCANDYGIRL。「オルタナティブJ-Pop」を掲げる男女2人組ユニットの曲が今回もBGMに採用。
am8『Hatsukoi –my first love- - ft. HANA』
動物の鳴き声のSEと透き通るような声が複雑なデジタルサウンドに乗っかって心地良い1曲。
am8は2020年に発表されるとSpotifyの複数の公式プレイリストにリストイン。
このam8とユニット?バンド?自体を初めて知りましたが、音楽ディレクターの冨田恭通とクリエイティブ / アートディレクターの手島領による、artとmusicを融合する東京発のクリエイティブユニットとのこと。
シンガーのHANAは、ROTH BART BARONの「けもののなまえ feat. HANA」で注目された14歳のシンガー。
これで14歳とは末恐ろしい…。
タイアップが付いたらバズりそうな予感しかない。
Kan Sano『Natsume』
アナログレコードのようにピッチが微妙にずれるエフェクトのイントロが聴く耳を妙に惹きつける曲。静かめのボーカルもいいカンジ。
人気アーティストのVaundyも「東京フラッシュ」でキックやタンバリンが鳴るタイミングをわざとズラしていたりして、あえて不安定や違和感を演出して聴く人を引き付けると言っていたけど、そういう演出でしょうか。
Kan Sanoはプロデューサー、キーボーディスト、リミキサーとして、Chara、UA、m-flo、SKY-HI、七尾旅人、土岐麻子、大橋トリオ、iri、eill、そしてMadlib、Chromeo、Doulなどといった海外アーティストまで、国籍もジャンルも越えてライブやレコーディングに参加。
是枝裕和総合監修の映画『十年』のエンディングテーマや、ドラマ『僕たちがやりました』、映画『とんかつDJアゲ太郎』の劇伴音楽のほか、様々な企業にも楽曲を提供。
この曲「Natsume」は、バカリズムが原案・脚本を務めるHulu独占配信ドラマ『住住』のために書き下ろされた楽曲。
Naive Super『It's Golden 』
80’~90’sの音楽から強い影響を受けたというシンセポップ・サウンドで今回も女声ボーカルがマッチして印象的。
Yushi Ibuki のソロプロジェクト、ナイーブ・スーパー、前回調査時も2曲リストインしていました。
Naive Super『Nothing But Moon Love』
もう1曲もナイーブ・スーパー。
CHAI『Nobody Knows We Are Fun』
「NEOかわいい」、「コンプレックスはアートなり」というコンセプトを掲げて活動している4人組ガールズバンド、CHAIの打ち込みっぽいデジタルサウンドに寄って夜独特の気だるい雰囲気がある1曲。
以上今回も邦楽は6曲。
プレイリストの他曲を流して聴いていても世間一般の流行を追ったり、ジャンルを固定するのではなく、どの曲も「H&Mのブランドイメージに合う楽曲」という筋が一本通っているように感じました。
今後もどんな邦楽が採用されるのかH&MのBGMのプレイリストには要注目。今後も定期的にレポートします。
本日は以上です。
Spotifyのプレイリストはこちら「H&M In Store Music」