深夜のテレ東で2012年より始まった『孤独のグルメ』も今回でなんとシーズン8
松重豊演じるフリー輸入雑貨商の井之頭五郎というおっさんがひたすらメシを食う番組。
う〜ん、文章ではこの番組の魅力は伝えられない...
サムいおやじギャグはあるがオチはない。
グルメとは謳いつつも有名レストランを巡ることもない。
お腹が減ったゴローさんの目に入ったお店にただ入るだけ。
昔のいつかの回なんて、仕事終わりに江東区清澄白河で地場料理で有名な深川メシを探しておきながら、居酒屋に入ってほうれん草とベーコンの「ポパイベーコン」と「サンマ燻製刺し」を食べる始末。
全く地域の名産関係ない時もある。
ちなみに主人公は酒が飲めない下戸設定なので基本はウーロン茶。
なんでいつも居酒屋に入ってしまうのか。。。
ただひたすら中年おっさんが「食べるだけ」で、
食事のシーンではゴローさんの心の声が8〜9割。
しかしそのゆるさからか、「深夜の夜食テロ」とも呼ばれて、美味しそうに食べる松重豊の演技力なのか、はたまた番組後半の「本編」こと「ふらっとQUSUMI」のコーナーなのか私を含め熱烈なファンが数多く存在するようです。
そんな孤独のグルメの魅力を引き立てているのがそのBGM達。
原作者である久住昌之を中心にしたバンドThe Screen Tones(ザ・スクリーントーンズ)が全シーズンに渡り、音楽を手掛けています。
冒頭に流れる『Stay Alone』はシーズンごとにアレンジが変化しているけど初期のメロディーが個人的に一番好き。
ちなみにこのサントラ『孤独のグルメ O.S.T. Soundtrack』はたしか2012年に発売されましたが、当時はなんとJASRACに登録していない著作権フリー曲でした
(ただし使用する際は所属の「地底レコード」に連絡してくださいとのこと。この記事を読んでいる時点でどうなっているかは不明のため、ご注意を)
しかし、著作権フリーといっても未だこのサントラを使用しているお店に出会ったことはない…。
やはりJASRAC通してないとで流せないとかいろいろあるのでしょうね。
毎回ドラマ序盤はゴローさんの仕事のシーンですがいつも相手のお客さんが結構有名な役者なので毎回それも楽しみの一つでもあります。
前半よく聞いたのはリコーダー、縦笛の曲
栗コーダーカルテット的なゆるさがまた好き。
そして
仕事が終われば「腹が、減った」
で店探し。
その時によく流れるのが『ファンキー五郎』
ワウペダルを使ったギターとホーンがカッコイイ。
ゴローさんが心の中でお店を検討する独り言を言いながら歩き回る。
店を探す時はこっちの曲も使われます。
焦って店を探す感じの曲です。
このドラマで使用されているBGMは冒頭の『Stay Alone』の3コード進行を軸にいろいろなジャンルに拡張しながら作られていて聞いていて楽しい。
スカバージョンもあります。
お店に入ってからは様々な曲が流れますが
この辺がおなじみ。『孤独のレゲ』
食事中に他の人の注文を気にするゴローさんが個人的にツボ。
この番組で紹介されたお店はファンによる聖地巡礼訪問で賑わうそう。
以前紹介された「伊豆河津のわさび丼」は大反響を呼んで今でも週末は行列ができるほど人気だそう。
献立の紹介はおなじみこの曲。
結構影響力スゴイ。
食事の最後の追い込みはこの曲、ベンチャーズ的なサーフサウンドのSeason3バージョンが好き。
勝利確定BGMや勝利のテーマとも呼ばれる曲。
Season5ではギターイントロ痺れるこれ
Season6のサックスがエモいのもいいな。
Season7はこんな感じ
ごちそうさまでした。
そして店を出た後は、
女声の 「ゴロ〜♪」でおなじみ、ドラマのエンディングはこの曲
この曲の最後のシメはこれ
と、ドラマはここで終わりですが、
なぜかこのあと原作者の「久住昌之」さんが実際にお店を訪問する「ふらっとQUSUMI」のコーナーへ。
冗談交じりにこれを本編と呼ぶファンも多いらしい…
ゴローさんはお酒を一滴も飲まないのに 、原作者のこの人はビールを「麦ジュース」、日本酒を「お水、ミネラルウォーター」と言いながら美味しそうに飲みます。
いるいる、場末の飲み屋にこういうおじさん(褒め言葉)
ラストはこの曲に乗せてお店の紹介
シーズン中は毎週金曜深夜の楽しみ。
次のシーズンも待ち遠しいです。
本日は以上です。
(※2015年の記事を再構成しました)