「SEIYUのBGMがオシャレすぎる」
というタレコミから2年前に始まったSEIYUのBGMレポートを今回も更新します。
一般的にスーパーマーケットの店内BGMといえば「J-popのダサインストアレンジ」などが定番で、特にUSENのチャンネルI-09の「J-popボサノヴァBGM」やH-21「お琴BGM」はあまりにもお馴染み。
そんな中、SEIYU(西友)はそんな一般常識(?)に反し、80-90年代の洋楽ポップ、ネオアコ、ロックなど、超有名どころのバンドからウィキペディアにあまり情報がないようなマニアックなアーティストまで多彩な選曲でごく一部のBGMマニア注目の的となっています。
「USENのSEIYU専門チャンネル」で
ピーター・バラカン率いるinterFMの選曲のプロによるガチの選曲の一周約1時間の「BGM for SEIYU」が現在はSEIYU公式サイトに公開されています。
(SEIYU 公式サイトより)
今回のリストもぱっと見ですでにオシャレ。
4/22に更新された今回もオシャレすぎる&マニアック15曲を超絶雑な感想とともに紹介します。
iTunesで試聴するだけでは普通の洋楽セレクションですが、これがSEIYUの店内BGMで流れているのを想像するとジワジワきます。
1. blur(ブラー)『THERE'S NO OTHER WAY』
まずは有名どころのブラー。インパクトありすぎ、『レジャー』のジャケ写。
デビュー当初はキンクスやビートルズの再来と注目された1990年代以降の英国を代表するオルタナティブ・ロックバンドで日本でも有名なのでロック好きには認知度は高いブラー。
音に厚みがありながら脱力感もあるブラーサウンドにハマります。
2. ARVIDSON(アルヴィドソン)『GET WELL』
こう、アコギのストロークの音が前面に出てくる感じが個人的には大好きな爽やかサウンド。
80年代っぽいですが意外なことにこの曲を含むアルバムは2001年の発表。スウェーデンのアルヴィドソンが発表した唯一のアルバムながら、名盤と評されています。タイトル『アルヴィドソン』に自身の名前をそのまま使ってるあたりにも完成度への自信があったのかも。
3. 16 TAMBOURINES『BABY THERE IS NOTHING GOING ON
この曲はiTunesで見当たらず…
ウィキにも情報があまりないバンド。
他の曲を聞いたら
「ザ・80年代のネオアコギターポップ」って感じでした。
4. ERASURE(イレイジャー)『SOLSBURY HILL』
ここでイレイジャー、シンセの電子音が印象的な曲。Inter FM感。
5.LAURA NYRO『STONED SOUL PICNIC』
1997年に49歳で亡くなったアメリカのシンガーソングライター。
落ち着いていながらハリのあるソウルフルな歌声が印象的。
イレイジャーからローラ・ニーロ。
テクノからポップへつなげるこのギャップがSEIYU BGMの真骨頂。
6. THE JAM『TOWN CALLED MALICE』
SEIYUはパンクも採用するので侮れない。
イギリスパンクロックの代名詞とも言えるザ・ジャム。1977年デビュー→1982年10月に解散。意外と短い。
7. TALKING HEADS(トーキング・ヘッズ)『AND SHE WAS』
インテリパンクなどとも呼ばれる「トーキング・ヘッズ」。
「クネクネする」「痙攣する」という謎の動きのフロントマン、デヴィッド・バーンのライブパフォーマンスは実際に見た事はないです。
しかし、別曲のこのPVを見るとクネクネとか痙攣の言ってる意味が分かるような気がします。
2:43〜とか完全にヤバい人、電車であったら周りに緊張が走ります。
ちなみに年をとったデヴィッド・バーンの最近のライブ映像も見ましたが、普通に演奏していました。
8. DEACON BLUE『REAL GONE KID』
相変わらず多彩なジャンルを抑えているSEIYU。
それと80年代ポップスの7不思議、「スネアドラムにリバーブかけすぎ」
あとの不思議6個は知らないけど…。
『SEIYUのBGM』の最初の記事を書いたときにディーコン・ブルーの『Dignity』があったのを思い出しました。
9. PUSH KINGS『NUMBER ONES』
ここで結構正統派な感じに戻った感じ。ボーカルもバックの演奏も軽いテイストの一曲です。シャレオツ。
意外と新しい90年代英国ポップのバンドだそう。
10. CLOUDBERRY JAM『STUPID DAY』
バックの演奏もボーカルもコーラスも教科書に載せたいくらい。載らないけど。
結構有名なスウェディッシュポップの代表格のクラウドベリージャム。
11. THE OCEAN BLUE『AYN』
「アイン」って読むのかと思ったら「エイン」でした。
志村けん。
12. THE LILAC TIME『RETURN TO YESTERDAY』
「イギリスの田舎って感じ」の落ち着くアコースティックな一曲。
13. THE STRANGLERS『ALWAYS THE SUN』
1970年代にデビューしニューウェーブの先駆けとも言われるイングランド出身のパンク・ロックバンドのザ・ストラングラーズ。
爽やかアコースティックからちょっと斜めな感じの曲への変化もアリだ。
14. GENESIS『FOLLOW YOU FOLLOW ME』
名前だけ知ってたけど情報は持っていないバンド、ジェネシス。
15. DONNY HATHAWAY『SOMEDAY WE'LL ALL BE FREE』
イイ声。
1979年に33歳という若さでニューヨークのホテルから転落死したダニー・ハサウェイの曲は今でもカヴァーなどでたまに耳にします。
以上、15曲。
相変わらずマニアックかつオシャレすぎる選曲に満足。
いまからもう次回の選曲も楽しみです。GWもSEIYUへ店内BGM鑑賞へ。
本日は以上です。